いつものやつ
2020年 09月 08日
我が家の目の前にはコンビニがあり、非常に便利なのでしょっちゅう利用している。
先日、お惣菜を買おうとレジへ行くと、店長さんがにこやかにちょっと眉毛をクイクイと動かし、僕と視線を合わせようとしているように見える。そして手には僕がいつも買う銘柄のタバコがある。
鈍感な僕は一瞬おいて、ようやく理解できた。そうか。そうかそうか。ついにこの時が来たのか。言ってないけど、要するに「いつもの」が通じるようになったのだ。
内心ちょっとした嬉しさもあり、眉毛のクイクイに負けた感じもして、僕も笑顔で応じ、お惣菜とそのタバコを買った。
でも、まだタバコはたくさんあるから要らなかったんだけどなぁ。
と、そこで気が付いた。「いつもの」は買う側としてもなんか嬉しいけど、売る側の技術なのだな。どうせ買うならウチで買っていきなよ、と必要なものに一品追加して売ることができる。
コチラも、銘柄まで覚えてくれたのなら断る理由はない。タバコは早かれ遅かれまた買うものだ。
心の交流と言うには大袈裟だし、持ちつ持たれつと言うほどのこともないけど、「いつもどうも」「また来るね」というふんわりとしたつながりも良いものだと感じた出来事だった。
しかし、アメリカンドックが好きなのは、まだなるべく気づかれないようにしよう。毎回タバコとアメドクがセットになってクイクイされたら、ちょっと困る。
by ishikawatetsuya
| 2020-09-08 18:05
| 日記
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