哲日記

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2018年 06月 03日

歌うことについて

6月9日の弾き語りライブが迫ってきた。練習のため、ギターを担いで近所のカラオケ屋に行き、2時間ほど歌ってきた。
以前、集中的に歌いこみをしたことがあって喉をきちんと鍛えることができたのか、ちょっとやそっと歌っても声がガサつくようなことはなくなっている。でもやっぱり腹筋は弱まるのが早く、普段から鍛えていないせいもあって2時間も歌えば翌日は筋肉痛だ。
そして指。ベースの弦よりも細いから、食い込んで痛い。指先の痛さって、我慢するのが難しいものだ。

指の痛さと腹筋の疲労感から予定時間を少し早く切り上げ、カラオケ店から出てくると、もう夏の日差し。ふと、歌い始めた頃のことを思い出した。きっかけはバンドが解散したからだ。
自分でメンバーを集めたバンドを解散し、さてこれからどうしようと考えた時、しばらく歌ってみるのもいいかもしれないと思ったのだ。ベース一筋でやってきて、なんとなく自分に物足りなさを感じていたのかもしれない。ベースのことしか知らず、バンドで歌を支えたいっていう気持ちが正直分からなかった。2年ほどドラムをやったことはあったが、声を出し言葉を発する歌い手の気持ちなど、深く考えたことなどなかったのだ。それならば、やってみるしかない。それが始まりだった。

歌い始めてから、もう8,9年。細々とではあるがこんなに長く歌うことを続けているとは、不思議な気持ちだ。でもそのおかげで、歌っていなかった時の自分には無いものを得ているはずである。一度書き出した歌詞が、自分に対してこんなにも強力に作用し続けるなんてことは知らなかったし、作ってはみたものの考えが変わってしまったらその歌詞は全く歌えないってことも知らなかった。想像もしなかったことだ。もちろん人それぞれ感じ方・考え方があるから一概には言えないけれど。

今回のライブは、自分の中でとても良いタイミングだ。「歌わないか」と声をかけてもらえなかったら、できなかった。普段のスケジュールを言い訳に、自分と向き合うのをなんとなく後回しにしていたようなところもある。もちろん、ベーシストとして自分に向き合ってはいるのだけれど、今の自分にとって「歌う」ということは、まだ別のものだ。いずれは、ベースを弾くことと歌うことがもっと近づいて、一つになるような感覚になれれば、良い音楽家に一歩近づけるのかもしれないが。それは、また別の課題で、本人の意志と努力次第か。
6月9日は、今の自分の感性を最大限に、そしてできることを総動員して、一つのステージとしたいと思う。

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# by ishikawatetsuya | 2018-06-03 15:29 | Comments(0)
2018年 05月 30日

言葉について

ここ4,5年、うっすらと感じていて、この1,2年はっきりと思っていることがある。
それは、自分が、自分の考えていることをきちんと言葉にして話せていない、ということだ。

とてももどかしい。

以前の記憶はしばしば美化されるから、たまたまよくできたことだけが強く印象に残っている、ということはあるかもしれない。しかし、それにしても以前の自分はきちんと言葉にしていた。いや、うまく言葉にできないようなことでもあれやこれやと工夫をして、しっかりと話していた。今はそれができていない。

なぜ、こういうことになっているのか。
ずっと悩みの種だった。

やっと気が付いたのは、自分自身が、きちんと考えることを怠っているのだということ。

いちいち言葉にできなくたっていいではないか、という考えもあるだろうけど、今の自分にとっては適切な言葉で自分の考えていることを自分の外にいったん出して、見えるようにすることが重要だ。
なぜなら、言葉が自分の考えを整理し、次への道程を示してくれるものだから。そして、黙っていて相手に伝えられることにはやはり限界があり、時には誤ったメッセージを出してしまうことすらあるからだ。

音楽で全てを表現する。
これはとてもカッコいい。そうしたい。
しかし、自分という一人の人間にとって、音楽は一つの側面でしかない。音楽をする時、全身全霊を傾けて取り組んでいる。それに間違いはない。ただそれが全てかというと、そうではない。
外国に興味があったり、数学や物理・自然科学に惹かれていたり、人間や宇宙のことをもっと知りたいと思う自分がいる。
また、自分以外の人ともっと会話をし議論を通して、もっと今の自分が生きている時代というものを掘り下げて感じてみたい。
こういうものを含めた自分から出る音楽であってほしい。

言葉は確かに、使いようだ。
使い方次第では、なんでもありの詭弁になる。うわべをなぞるだけのものにもなる。
だが使い方によっては、この日々の実体を、この時代の実体を掴み取るための手となり、受け止める体となり、踏みしめる足となるはずだ。そして自分の実体を、能動的に世界と結びつける触媒となるはずなのである。

うむ、なかなかやっぱり言葉は難しい。うまくは書けないな。

今日、本を読んでいてとても心に残った部分を書いてみる。
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しかし、これはヒトがヒトたりえて間もない頃、生存自体が唯一最大の目的だった時の話。今や、私たちの目的は、生存そのものではなく、生存の意味を見つけることに変わった。

~中略~

つまり私たちは、直感が導きやすい誤謬を見直すために、あるいは直感が把握しづらい現象へイマジネーションを届かせるためにこそ、勉強を続けるべきなのである。それが私たちを自由にするのだ。

福岡伸一「新版 動的平衡」より
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完全に自分の為にだけ書き出しましたので、あしからず。

さ、勉強しよう。
大きなことでなくていい。興味のあることを少しづつでも。

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# by ishikawatetsuya | 2018-05-30 00:13 | Comments(0)
2018年 05月 23日

面白い生物学

ここ1,2年、学問に関する本を読むのが自分の中でブームである。

頭が良くなりたいという薄っぺらい願望もあるのだが、それ以上に好奇心を駆り立ててくれるところが良い。

基礎として色んな分野の知識があれば、専門用語が並ぶ書籍を読むことも可能だろうが、自分の場合はそうではない。だから自ずと選ぶのは「初級・入門」といった本になる。もしくは、専門的な知識を噛み砕いて読ませてくれるものに限られる。

ここ最近読んだ中では、これが一番面白かった。

難しい用語や概念についていちいち注釈などを入れずに、読み物としての文章の中で分かりやすく説明しながら内容をきちんと理解させてくれる。

生物学において「生命の定義とはどういうものか」というテーマで話しが進む。関連する分野のこれまでの歴史や、ちょっとした裏話も交えながら話しが展開するので、研究の流れを追うだけではない奥行きのあるストーリーになっている。

だいぶ簡略化して書かれているとは言え、生命とはなんとうまく作り上げられているものかと驚く。生物が進化の過程で獲得してきた「生命」というシステムに思いを馳せると、恍惚としてしまう。

DNAやら細胞やらタンパク質といったものの仕組みや動きについて読みながら、生命の定義について自分なりに想像を膨らませるのだが、同時に自分の生命や生活についても考えてしまうから不思議なものだ。一瞬前の自分とは違う、更新された今の自分がいる。一時も同じではなく、流れの中で壊し、再構築し、持続している自分がいる。

日常生活全体においてとは言えないかもしれないが、何かに固執して、守りたいがために流れを止め澱ませてしまうようなことがあれば、生命の仕組みにならって自分のふるまいを見直してみてもいいのではないか、とさえ思えるのである。

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# by ishikawatetsuya | 2018-05-23 16:30 | Comments(0)
2017年 10月 14日

大差ない秋

天気予報を見ていたら、昨日は9月上旬の気温で、今日は11月半ばの気温だったそうな。正式な10月は、いつになったら味わえるものなのかね。まぁ、自分としてはTシャツで出かけるか、シャツを羽織るかくらいの差しかないから、これが秋なのかねって気もしてます。

さて、気づいてみたらブログとかの更新が疎かになっていたわけですが、バタバタしながらも勉強したりライブやったりで充実感のある秋になっております。
初夏の頃に始めた「算数の学びなおし」みたいな問題集を、やっと一冊終えました。そして、やっとやっと数学の世界へ。先は長いけど、急ぐものではないのでちょびちょび楽しみます。

ここ最近は、ライブやリハで演奏する時間も多く、恵まれているなぁと感じています。機会はある。あとは自分がどう努力してその機会に向き合っていくかだな、と感じる日々。これも勉強ですね。
今後も刺激的なライブが続くので、楽しみです。

<田口みさき>
10/24(火) 「田口みさきのオープンマイク」
@東中野ALT_SPEAKER
音出し19時~23時頃まで。来た順に3曲ずつ演奏です。
ジャンルもライブ経験の有無も問いません!
どなたでも気軽に演奏していただける空間ですので、是非どうぞ。

11/5(日) 「大わみだ空中決戦」
@板橋ファイト
OPEN 18:30/START 19:00
charge:2500円(+1order)/当日3000円
ききまたく/吉村かおり
O.A.田口みさき(Bass.石川哲也)

レース編み×折り紙アーティスト 兼 板橋ファイト!スタッフわみだの大好きな人達呼んじゃいましたイベント第4弾!!
入場者全員にわみだ特製アクセサリープレゼント(ニ種類から選べます)
※二つ以上ご希望の際は+1個につき500円

11/18(土) 「田口みさきpresents 至福のひととき」
@明治神宮前ひまわり広場で手をつなごう
OPEN 18:00 / START 18:30
前売¥2,500 / 当日¥3,000 (1drink別)
出演:山城優平/ポセイドン石川/エミープラス/田口みさき(Bass 石川哲也)

<真荷舟>
11/9(木)
@水道橋Words
詳細は分かり次第。

<後藤一哉Trio>
11/23(木)
@代官山NOMAD
詳細は分かり次第。

<弾き語り>
10/27(金) 「ひまわり広場で食パーティー!!!」
~田口みさきの31歳をお祝いしようの会~
OPEN/START 18:30~22:30close
Live charge:¥1,500 ★要1Food+1Drink order
出演:田口みさき/野口恵/fuu/有賀桃子/辻村崇/後藤一哉/石川哲也

以上、10月・11月はこんな感じ。是非、よろしくどうぞ。

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良い本でした。


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# by ishikawatetsuya | 2017-10-14 00:40 | Comments(0)
2017年 09月 30日

一区切り

3年住んだ部屋を出た。
初めて部屋を見に来た日と同じような、秋のカラッとした晴れ。

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良い部屋だった。ありがとう。
新しいところで、また頑張るさ。

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# by ishikawatetsuya | 2017-09-30 22:07 | Comments(0)